☆まみまぐ☆
◆ 無視はNGの架空請求

無視してはいけない架空請求の手口があります。

それは「少額訴訟」です。

簡単に説明すると「あなたは訴えられていますので裁判所に出頭してください」と呼出状が送られてきますが、あなたが何もしないでそのまま放置すると、相手方の言い分通りの判決が出て裁判に負けてしまうというものです。

結論から言えば「少額訴訟」を利用した「架空・不当請求」は「請求自体が不当」なので通用しないのですが、無視するとかえって不利になる「少額訴訟」の制度を脅しの道具にしているのでやっかいです。

少額訴訟の「呼出状」は、簡易裁判所から「特別送達郵便」で届きます。郵便配達人が直接本人に届けますから「郵便受けに入っていた」ということはありません。
本物の「呼出状」が届いてしまった場合は、指定された日に裁判所に出頭しなければなりません。

いずれにせよ「決して自分だけで判断しないこと」です。「裁判所からの支払督促」や「少額訴訟の呼出状」と思われる場合は、書類の真偽の判断はむずかしいので、放置せず、すぐに裁判所、弁護士、国民生活センターなどに相談しましょう。

国民生活センターでは、同じ文面の偽りの呼出状が多くの人に届いているなどの情報やアドバイスが得られます。

なお呼出状に書いてある裁判所の連絡先は偽装されている恐れがあります。地域の裁判所を信頼ある公的機関で確認するようにしてください。

「正しい知識」と「冷静な判断」が大切です。

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